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キャバレー・ジャズを標榜する9人編成のバンド - フェム エ フェム。
ピアノ、管、ギター、ウッドベースにドラムスとモダン・ジャズのスタイルを踏襲した 臨場感溢れる演奏に、女性の色香と小悪魔的な企みを漂わせた独特な歌詞の内容、存在感を 発揮する妖艶なヴォーカリゼーション。
いにしえのフレンチ・キャバレー、戦前のボール・ルーム、ナイト・クラブのレビュー、 レトロスペクティヴな場所が最も似合いそうな”現代の”バンド。
http://www.femme-est-femme.com/
マリリン・モンロー ノー リターン?
タンケン(タ):フェム エ フェムは、現在は8人ですが…。

MAI(マ):青い部屋の出演オーディションが初ライブで、 そのときは2人で出演しました。

タ:メンバーが増えていった経緯を教えて下さい。

マ:マリリン・モンローが大好きで、コピーバンドをやってましたが、 モンローはビッグバンドをバックに歌ったりするので、 それをやりたい!という気持ちから、必然的に人数が増えていきました。 そのときどきで、ゲストミュージシャンが参加するときもあります。 ムツミさん(寿・無期産休!)も作曲などで参加もあると思います。

タ:MAIさんてキング・クリムゾンのロバート・フィリップみたいな 存在ですね、MAIさん1人がいればそれはフェム エ フェムなんですよ、 ちょっと寂しいけど(笑) 初期のクリムゾンには作詞/アートワークの人がメンバーとして クレジットされてますし、考え方や立ち位置が似てると思いますよ! 最近の青い部屋インタビューは「ジャンルのなくなってきた音楽」 をテーマに進めていました、フェム エ フェムは所謂ジャズバンドですよね。 フェムが目指しているのはスタンダードの追求・原点回帰……。 良い言葉が見つかりませんけど……。

$hinobu(シ):古き良きものを表現し直すという感じでしょうか。

タ:例えばインドのカーストでは音楽家として決められた人が、 人から人へと伝えていくもので、物理的に残らなかったです。 現在のあらゆる表現はデータとして記録されていく。 それに対しての自己表現のオリジナリティに対する ジレンマみたいなもの。はありませんか? 例えば「これはあの曲のアレ」的な指摘があったりとか。

シ:それはそれで僕らは嬉しいですよ。昔の音楽は最高ですから。 大人数でやる音楽は電気がない頃なんかだと ドラムの人は気を使って小さく叩いてあわせよう。 なんてバンド全体が音量に気を使ったり、ドラムを買えないから パーカッション的なものでまかなってみよう。とか。 みんなで工夫してやる楽しさが魅力的です。 狭い所で何人も集まって良い音楽をやるにはどうしよう。とか。

マ:音楽のライブではなく、ストーリーを持った音楽ショウをイメージして歌っています。 私たちの音楽ジャンルは「キャバレージャズ」としてます。 大きな転機が2つあって、1つは「キャバレー青い部屋」への出演です。 キャバレッタさん、紫ベビードールさん、ヤスミンさんたちに出会えて……。 最初は「キャバレー」についての知識もあまりなくて、 その単語を追いながら音楽スタイルが固まってきた感じです。 もう1つはムツミさんの産休から、ギターの$hinobuくんが大きく関わってくれるようになったことです。 私と彼はビッグバンドスイングが大好きなんですが、 それについての彼の知識やスタイルをフェムに反映してくれるようになりました。

タ:「女は女である」はゴダールの映画のタイトルですね。

マ:バンド名として冠詞を省いたりしてます、 そして発音も本当は「フェム」じゃなくて「ファム」です。

タ:「ファム」だと流行んなそうですよね(苦笑)

2nd マキシ「女は女である」
タ:NEW CDは1stの曲も、入ってます?

マ:1stはピアノとヴォーカルとベースだけでした。 曲によってドラムが入ってましたが……。

タ:え。そんなに少ない編成でしたっけ? そういうことに注意して聴いた事がなかったですが……。

マ:ムツミさんの努力の結果です。ビッグバンドの曲をピアノで再現しようと 意気込んでくれた曲もあったので、あのようになりました。

シ:演奏者側からMAIさんに感じる事で、ムツミさんと昔話したことですが、 「MAIちゃんの頭の中にはいろんな楽器がなっているの。」 今回もそれをどう表現しようか。と。

マ:今回の聴き所はまさに演奏なんですが、 前の作品に比べても私が一番変わっていないと思います。 今回は、メンバーも増えて前回よりもやりたいことができていて 再録の「悪い事しましょう」はヴォーカルと演奏が せめぎあっている感をミックスしてもらいました。

タ:MAIさんが変わらないのは良い事です。 MAIさんが変わるとバンドの芯がずれちゃう、 もちろん良い方向にずれちゃうのはイイと思うのですが、 よりMAIさんの世界観が明確に聴ける。ってことです。 年齢を経ると声質なんかは変わるのでしょうけど(苦笑)

シ:普通、バンドのギターは目立つイメージがありますが 僕のギターはあまりソロもやらないで裏方に徹しています。 ギターは元々伴奏に長けている楽器で スイング時代のギターは伴奏に誇りを持ったギタリストが沢山いたのです、 メインを映えさせるようなポジション。そんな自分のバックグラウンドを大切にしました。

タ:ストーンズのブライアン・ジョーンズ的な位置ですね。 演奏側のスタンスはMAIさんを引き立てることが。ダイイチ!

マ:すいません(失笑)

タ:MAIさんはソウルフルだけど涼しい歌い方だと僕は思うのですが、 演奏メンバーが自己主張しちゃうと、違うでしょうね。

〜ドラムのNEMOTUさんが合流〜

タ:NEMOTUさん。NEW CDについてのPRをお願いします!

NEMOTU:MAIの以前からの夢である、ビッグバンドをバックに歌いたい、 に少しは近づいたかなぁと思います。みんなの実力があって……。

タ:NEMOTUさん。昔のインタビュー掲載写真を見てたんですけど、 2005年3月。人間変わるものですね(笑)

マ:多分彼が初加入のときに撮った写真でしょう。初々しい感じがしますね……。





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