aoiheyashinbun6gatugou 青い部屋新聞は、青い部屋とはゆかりの深いイベントや出演者のインタビューを中心にお届けしています。 「こんな事を取り上げて欲しい!」などありましたらお気軽にメールくださいね。感想もぜひお聞かせください。
<- 前号(5月号) 次号(7月号) ->

バックナンバー


今月のクローズアップ〜月花
 今回は、5月より青い部屋の新レギュラーイベントとして、SMイベント『東京ピンクトゥ』をオーガナイズしてくれている、女王様『月花』さんのお店へNOROが突撃インタビュー!

tukika-photo◆SとMってナンダ?

NORO(以下ノロ):やっぱりこう、女王様から見ると、この人はSの資質があるとか、この人はMの資質があるとか、すぐ分かるものなんですか?

月花:私的SM論ではそういう事は関係なくて、例えばAさんとBさんがいて、全てにおいての優劣が絶対的に決まっていることはありえないと思うの。『この部分ではこちらのほうが劣っていて・勝っていて』と、でこぼこしている部分があるように、全ての要素において『この人がSである』ってことはありえない。図にすると分かりやすいんだけど・・・(図1)こうやってつながって(魚)、さらにそれが、メビウスの輪の様につながっているのね。

ノロ:なるほど!すごくシンプルな例で言うと、会社の偉い人が、SMのお店でドマゾ役をやっているようなことですね。

月花:そう、それはすごく分かりやすいわね。あと、タロットカードで、太陽は<与えるもの>で、月は<鏡>という意味があるんだけど、太陽(Sun)の光を受けて月(Moon)が照らされていて、光と影という輪になるんですけど、私が思うSMはSunand Moonで、どちらかしか存在しなかったらSMという定義すら存在しないし、万人に対するS・万人に対するMも存在しないわけ。そして私がSMの女王様として成立している理由は、みんな持っている同数のS的因子とM的因子があり、私の場合とても見えやすいところにS的因子が集まっていて、(例えば体の表面とか、おでことかにS的因子が現れている)その一つ一つのS的因子と対になるM的因子を持っている人と、SMパートナーになれる確率が高いわけ。zu1


ノロ
:なるほど〜、、ということは、月花さんもMになりうる?

月花:Mも持っているから、客観的にMの子たちを見ることができ、どうしていいか分かるのよ。

 

◆月花女王様のSM嗜好

ノロ:おそらくSMスタイルにも色々あると思うのですが、月花さんのスタイルってどんな感じですか?

月花:基本的に意識してないし、そもそもSMをしようとしていないのだけど、Sとしては、パフォーマンスとして蝋燭をたらすことくらい。分かりやすい道具(蝋燭、縄、鞭)を使わないほうが変質的なんだけど、SMというカテゴリーにはまること自体、実はSafeLineで、そのSafeLineをはみ出さないためのアイテムが、その3種の神器を使うって事なのね。使わなければ怖いだけだし、分かんないで終わってしまう。

ノロ:音楽で言うと、ジャンルの型にはまるようなものですね。理解されやすくするために。

月花:そうね。例えば仕事を依頼してくる方も、『道具を持って来てください』と言うし、それを見るとお客さんは納得してくれる。人に見せる限り、放送禁止用語みたいなものはやはりあるし、SMショーを依頼されると、まず3種の神器をどこで使うかから考える。

ノロ:これは伺っていいのか分かりませんが、性的嗜好とはつながっているんですか?

月花:それは深い質問ね。まず、勃起したり、濡れたりした状態が<起こらない>ことが変質であり、私もプレイ中は性的興奮がないの。もちろん性的興奮なんて比じゃない別の快楽があるんだけど。それはきっと、研究者が何かを解明する満足感に近いと思う。たとえば映画『羊たちの沈黙』に登場するハンニバル・レクターは、人肉を食べるのに性的興奮があるわけではなく、美食家殺人鬼で知能も高く、<グルメ>だから、本当に<食べ物>として人肉を食べたいという変質者で、ある意味それに近い。カーニバリズムの思考の持ち主はみんなそんな感じで、<好き>とかではなく、<あれうまそう>なのね。違う例で言うと、ロシアで52人を殺したアンドレイ・チカチーロと言う殺人鬼がいたんだけど、彼はナイフを突きつけた傷口、またはナイフを性器に見立て、射精の為の殺人をしていた。これは性的興味で私の興味とは違う。私の場合は、解剖だったり、命や恐怖、人体や感情の仕組みへの興味。前述の二人と違うのは、死んでしまっては興味がない。理想は生きたままの標本。人体オタク。生きている時にパーツを切り取り食べる方が好き。

ノロ:え・・・・

******月花 プロフィール******
 
「残酷天使」の異名を持つフェティッシュ・パフォーマー。謎の鬼畜系企画会社「いたち屋」の幹部であり、エキセントリック・アニマルショップ「13th」プロデューサーでもある。トーキョーを拠点として様々なイベントやショウに出演中。
http://tsukika.nobody.jp
*********イベント告知*********
6/27(火)19:00open 23:00close \料金未定

東京ピンクトゥ 〜 TOKIO PINK TOE 〜

ナヴィゲート/月花、立花マリ、山咲美花、夕樹七瀬、棗、and more...

演奏/EINGEZOGEN GESTALT

 

◆SMサロン「東京ピンクトゥ」

ノロ:人肉っておいしいんですか?

月花:人によって違うけど、食べるだけで言うと、男性の方が歯ごたえがあって好き。

ノロ:そうですか…東京ピンクトゥでは、これまたどんなショーが見れるんでしょう?

月花:基本的にきっちり時間の決まったSMショーと言うより、オープンプレイみたいな感じです。サロンなので。

ノロ:そのへんでプレイが始まっちゃうみたいな感じですよね?月花さんにはよく、ブルーベルベットナイトのオールナイトの日にSMショーで登場していただいていますが、さらにこの日はディープな月花ワールドを体感できるということですよね。

月花:ブルベでは本性2割なので、この日は6割以上は見れます。笑 まあブルベは、色々制約事項がありますからね。

ノロ:プレイに参加するのは怖いからイヤだけど、その世界を垣間見たいっていうお客さんが遊びに来ても大丈夫ですか?

月花:大丈夫ですよ!月に一度の非現実なサロンと言う感じで、非現実感を気軽に楽しみに来てください♪

ノロ:安心しました。笑 それでは私も、非現実を垣間見に行こっと。笑


青い部屋アートコラボインフォメーション〜「LOVE DREAM」

アーティストと青い部屋のコラボレーションが青い部屋のエントランスホールでご覧になれます。この機会に是非お店に遊びに来てご覧になってくださいね。

◆6/1-6/30 LOVE DREAM

<作者紹介>MireyHIROKI/ミレイヒロキ
ミレイヒロキは描くためにひとりになる。なぜなら、この芸術家はふたりなのである。 ふたりの人間でありながらひとりの芸術家として描く。代表作品はTONNEINS(仏)の近代美術館などに永久保存されている。
http://www.mireyhiroki.com